『鈴フェス Vol.3』オフィシャルライブレポート到着&掲載!
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2026年6月20日、鈴木このみの主催フェス「鈴フェス Vol.3」が東京 Kanadevia Hallにて開催された。
本公演はチケット発売早々SOLD OUTし、見切れ席も追加販売で即完売状態となる激アツなフェスに約2500人のファンが詰めかけた。
撮影:小林弘輔(Kosuke Kobayashi)
3回目にしてこのメンツ、フェスとしてのハードルを上げすぎているのでは?と思っていたが、底抜けに明るい影ナレが杞憂をぶっ飛ばしてくれた。
アメリカからやってきたガールズバンド「BELL BURGER QUEEN」4人目のメンバー黒沢ともよ……ではなく”ともクイーン”が、会場に檄を飛ばす。
何千回と聴いている「DAYS of DASH」が、BELL BURGER QUEENの歌と演奏で磨きがかかっていく。知ってる曲なのに初めて聴く気持ちになれるのが生バンド演奏の楽しみ。
下手にVo.& Gu. このクイーン(鈴木このみ)、センターにVo.& Dr.あやクイーン(大橋彩香)、上手にVo. & Gu. しえクイーン(西沢幸奏)。このトライアングル、はちゃめちゃにクール&キュート。特に落ちサビの歌いわけには拍手采配、青空を突き抜けてどこまでもドライブしそうな歌声だった。
次曲が「シアワセスパイス」まで読めた人は確実にこのまにあ。しえクイーンのド派手なギターリフで会場は大歓声。グッとロックになるBメロをラウドに歌いあげる姿に惚れそうである。あやクイーンの野蛮なツーバスと可愛い「ぱんぱーかぱーん!」のコールの組み合わせは中毒性が高いし、歌メロとドラムがシンコペ乱れる中で難なくソロを歌う姿には驚かされた。そんな2人を満足そうに見つめながらギターを掻き鳴らすこのクイーン。初っ端から大満足なお味をお届けしてくれたBBQバンド、本日が結成&解散ライブとのことだが、またどこかのフェスで再結成を拝みたい。

撮影:小林弘輔(Kosuke Kobayashi)
「吹雪」、この大曲でアーティスト西沢幸奏がデビューした時の衝撃は忘れられない。またすごい歌声が世に出航した!しかも10代で!清廉な声と硬派なメロのマッチが気持ちよく、細かなリズムからサビの強かなロングトーンが耳に離れなかった。暗転の中ギタープレイが聞こえると、ラインナップにはなかったこの曲を力強くタイトルコールしてくれた瞬間、会場はサプライズに湧き上がる。その佇まい、生き様はもうラウドロックバンドの人、である。ギターをかき鳴らしながら歌ってくれる「吹雪」は、荒波を乗り越えた先で燦然と輝いていた。
撮影:小林弘輔(Kosuke Kobayashi)
そしてアニソン王のステージはMCから始まる。
普通に明転のなかスーッと出てきてMCから始まるアーティスト、少ないと思うのだが、オーイシマサヨシは「どうもー!」の一言で会場をあっという間に塗り替える。
急なマイク振りに対しても、最前のオタクがしっかりなまらめんこく歌えるあたりオーイシファンのプロフェッショナルさは半端ではない。
「鈴木このみじゃなきゃダメみたーい!」と言ってもらえるだけでも主催冥利に尽きるのでは。ファンクなグルーブに盛り上がるフロアを見渡すといつの間にかお面によるオーイシさんが増殖していた。
そして30周年記念のお祭りソング「ポケモンオールスターズ1025(213/1025)」では、多幸感あふれるコーラスワークが、213匹との旅を鮮やかに蘇らせた。赤緑世代のヒトカゲはモノクロだけど、こうして想い出をカラフルに彩ってくれる”でんせつのきょく”だ。この令和に「ズバットギャロップ!!!」でコール出来るなんて。あとこの曲ホントにライブで歌えるんだ…
そしてBBQと同じく今日解散をむかえるユニット「OxK(オクク)」による「UNION」、そして全人類必聴の名曲「uni-verse -Band ver.-」で会場笑顔満開に。
撮影:"SUGI" Yuya Sugiura
ただここで終わらないのが鈴フェス。「Absolute Soul」を一緒に歌ってくれる人がついに現れたのだ、しかも原曲キーで!!以前、別のフェスでwith OxTとしてツインギターで競演したことはあるものの、歌うのは初めて。「試しにアブソでコラボどうですか?ってお願いしてみたら、OKもらえた〜」と鈴木このみはニコニコしていたが、試しに誘っていいレベルの曲ではない。血管を犠牲にしたボーカルバトルは、会場の皆様が見届けてくれた通り、正規の大対決となった。
撮影:小林弘輔(Kosuke Kobayashi)
まだ鈴木このみが10代だった頃、藍井エイルとこんな形で共演する世界線は想像していなかった。今日、一番想像が付かなかったのがこのパートだった。
スペーシーなSEの後の静寂を切り裂く「MEMORIA」で、一気に蒼い光がフロアを埋め尽くす。その光を愛おしく頼もしく見渡す表情が印象的だった。そしてここから眩いオレンジが大量消費される曲が続く。ダンスロックな新曲「MONSTER」が本当に強すぎる。この春、あっという間にあらゆるチャートを侵食してきたこの曲、レコーディングの時からみんなと歌いたいと思っていた、というMC通り、ライブで完成を越えてくる一曲だ。
全ての曲がイントロで、歌始まりで、一瞬で歓声が上がる。畳み掛ける分かりやすいメロでないにも関わらず、こんなにも心を動かしてくるのは唯一無二の歌声だからこそ。「絵空事」は完全にアンセムに仕上がっていて、「We’re」の歌詞の通り、全員で歌う意味がそこにあった。
「迷わずに今」も、そしてこれからも信じてやっていこうという力を貰えたステージだった。
撮影: "SUGI" Yuya Sugiura
そして大好きだという「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」を楽しそうに軽々と歌ってくれる姿に、コラボって本当にありがたいと感じてしまう。

撮影:小林弘輔(Kosuke Kobayashi)
「シンガロン進化論」を歌ってくれた大橋彩香、鈴フェスVol.2で自由自在な歌声に魅了された方が多かったであろう、輝きとパワーに新たな魅力がてんこ盛りのこの曲を歌ってくれて本当にありがたい、とまた感じてしまう。作曲者であるオーイシマサヨシの飛び入りで更に盛り上がるアウトロ、ここのフェイクなフレーズが気持ち良すぎてXタイムにして永遠に聞いていたい!

撮影:小林弘輔(Kosuke Kobayashi)
こんな最強のメンツの最後に出てきた鈴木このみ。「GARANDO」の大サビ転調でブーストかけまくってから、初めましての皆さんへご挨拶がてら「Nice to Me CHU!!!」。やっと開催できたワンマンライブの後、1stツアーをやるにあたりキーとなる新曲が欲しい、ということでオーイシ先生に作っていただいた楽曲。まさか藍井エイルさんもコルレスに巻き込まれてくれるなんて。
最新曲「Recollect」は、バキバキのスピードハウスからバンドサウンドでよりワイルドに。オリジナルアレンジにはない唸るベースのスラップとギターが気持ち良い。
「Love? Reason why!!」のオーラスで、急遽振り付けの無茶振りをされた皆様がステージに集結し、笑顔で終幕となった。
撮影:小林弘輔(Kosuke Kobayashi)
鈴木このみが一緒に歌いたいアーティストを呼ぶ、それだけでこんなにも素晴らしいアーティストと沢山のオーディエンスが集まってくれている。「ちょっと好き、そんなのいらない びっくりするほど好きだと」言える音楽があるから、オレモワタシモと大声で返してくれるから、気づけば楽しいライブは予定時間を大幅に越えていた。
なんでアニソン界のエースなの?リーダーじゃだめなの?という問いに、鈴フェスの準備をするなかで答えをみつけたという鈴木このみ。支えてくれるチームがいて、共にライブを作ってくれるあなたがいて、エースとして在れるのだと、新たな決意を歌ってくれた。
LIVE of DASH、鈴木このみと我々の伴走の日々はまだまだこれからなのだ。
そんな決意のきっかけを作ってくれた「鈴フェス」、次回にも大いに期待したい。


撮影:小林弘輔(Kosuke Kobayashi)
「鈴フェス Vol.3」 2026年6月20日(土) Kanadevia Hall
<セットリスト>
M1 : DAYS of DASH(BELL BURGER QUEEN)
M2 : シアワセスパイス(BELL BURGER QUEEN)
M3 : 吹雪(西沢幸奏)
M4 : なまらめんこいギャル(オーイシマサヨシ)
M5 : 君じゃなきゃダメみたい2026(オーイシマサヨシ)
M6 : 君は恋人(オーイシマサヨシ)
M7 : ポケモンオールスターズ1025(213/1025)(オーイシマサヨシ)
M8 : UNION(オーイシマサヨシ)
M9 : uni-verse-Band ver.-(オーイシマサヨシ)
M10: Absolute Soul(鈴木このみ & オーイシマサヨシ)
M11: MEMORIA(藍井エイル)
M12: MONSTER(藍井エイル)
M13: AURORA(藍井エイル)
M14: INNOCENCE(藍井エイル)
M15: 絵空事(藍井エイル)
M16: IGNITE(藍井エイル)
M17: 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い(鈴木このみ & 藍井エイル)
M18: シンガロン進化論(大橋彩香)
M19: GARANDO(鈴木このみ)
M20: Nice to Me CHU!!! (鈴木このみ)
M21: あなたに(鈴木このみ)
M22: Redo(鈴木このみ)
M23: Recollect(鈴木このみ)
M24: Bursty Greedy Spider(鈴木このみ)
M25: Love? Reason why!! (鈴木このみ & 鈴フェスフレンズ)
セットリスト:https://open.spotify.com/playlist/7GgbiqtfcIoWFZg3IZQf6P?si=qzW0-m6oQ9eKGbae-tMNxw
ライブリポート:竹山沙織(KADOKAWA)
『鈴木このみ Live 2026 ~Anison Collection+~』チケット一般発売中!
【ぴあ】https://w.pia.jp/t/konomi-suzuki-k/
【ローソン】https://l-tike.com/konomi-suzuki/
【イープラス】https://eplus.jp/konomi-suzuki/
【公演概要】
開催日時:2026年11月7日(土) 16:00開場 / 17:00開演
会場:東京・SGC HALL ARIAKE
出演:鈴木このみ
ゲスト:小林裕介
バンドメンバー:Gu.奈良悠樹/Ba.浅倉高昭/Key.白井アキト/Dr.北村望
※敬称略